パパイヤ/蕃瓜樹(果物)効能と効果-摂取方法
トロピカルフルーツの代表格であるパパイヤの原産地はメキシコ南部です。
日本でよく見られるのは、大半がハワイやタイ、フィリピンなどから輸入されたものです。
パパイヤ(蕃瓜樹)にはビタミンAとビタミンCが多く含まれていますが、中でもビタミンCはミカンより多いと言われています。
またパパインというたんぱく質の分解酵素を含んでいるため、肉料理を食べる時に付け合わせとして添えて食べると、肉の消化をサポートする効能があり、胃がすっきりするという効果があります。
ただ熟すほどにパパインの含有量は少なくなるため、オレンジ色に染まってきたら食べごろですが、それ以上になると消化酵素の働きはほとんど期待することはできません。
ですが熟しすぎたものであっても、牛乳と一緒にミキサーにかけて飲むと濃厚なコクのあるジュースとして飲むことができます。
また熟す前は緑色をしていますが、複数の植物性加水分解酵素を含んでいます。
そのため糖やタンパク、脂肪を同時に分解することができ、ヒスタミンという痛みを引き起こす物質を分解するという効果があることから、鎮痛作用があると言われています。
酵素の一種カルパインも含まれており、心臓の機能を高めガンを予防する効果もあります。
南米ではパパイヤの樹液をキズや火傷の治療に使用しています。
樹液には抗菌や抗炎作用に働く成分が含まれているからです。
また、古い角質を取り除く作用もあるため皮膚がきれいになるとも言われています。
最近では洗顔剤や入浴剤にも使われるようになったほか、脱毛ローションなどにも使われるようになってきました。
果物のイメージが強いですが、酵素としての役割もありとても優秀なフルーツであると言えます。
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