タンポポの根(植物)効能と効果-摂取方法
綺麗な花と綿をつけることで有名なタンポポは、キク科の植物で様々な効能と効果を有しています。
キク科の植物には薬理作用を示す植物が存在し、生薬におけるソウジュツやビャクジュツ、コウカなどもキク科の植物として分類されます。
ソウジュツやビャクジュツは、漢方医学において利水薬として使用される薬です。
漢方医学は人間の体のバランスを気・血・水という3要素から成り立っているという考えのもと、処方内容を決めていく学問であり、利水薬というのは「水」の部分に影響を与える薬とされています。
具体的に「水」の悪い影響が出ている状態で、体の中に余分な水がたまった状態の事を「水毒」と言います。
では減った状態があるかというと、日常生活の中で脱水症状になる事はあまり多くないため、水における問題はこの「水毒」による場合が多いとされています。
「水毒」の症状は、むくみやめまい、吐き気など体に水分がたまっているような症状が出てきます。
この症状に対してよく処方される漢方に五苓散という漢方があります。
この五苓散の成分として含まれるのが、ソウジュツやビャクジュツのような利水剤になります。
体内の水分循環を改善することによって無駄な水分を取り除いてくれる作用がある利水剤を処方する事によって、むくみや二日酔いなどの症状を緩和してくれる効果があるとされています。
タンポポの根は太く、生命力にあふれた存在であり、キク科の植物である事からソウジュツやビャクジュツに似たような効能があるとされています。
タンポポの根に含まれる成分であるイソクエルシトリンは、水分代謝を活発にしてくれるために利尿作用があるとされています。
利尿作用があると、心臓への負荷を減らす事にもなります。
心臓への負荷は血管自体の抵抗の他に、血液量にも影響を受けています。
体内の水分量が過剰にあると血液の量も過剰になってしまい、心臓に帰ってくる血液の量が過剰になるので負荷が大きくなります。
そこで心臓の負荷を減らすためにも利尿薬は効果的に利用されています。
その他にもコレステロールを低下させてくれる効能などが期待されるタンポポの根は、コーヒーなどの製品として発売されていますので、お試しください。
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