コンブ／昆布(海藻)効能と効果－摂取方法

 

 

 

 

コンブ(昆布)は、豊富な栄養素を含んだ自然のめぐみです。

 

健康な体に欠かせないビタミン、ミネラル、食物繊維、カルシウムなどをたくさん含んでおり、栄養が偏りがちな現代人の食生活にとって、心強い味方となるバランス食品です。

生でも、加熱しても、おいしく食べられ、様々な料理に手軽に利用できます。

 

そして料理のうま味を引き立たせる天然の調味料としても欠かせない食材になっています。

 

コンブの効能、効果には様々なものがあります。

まず、コンブはカルシウムが豊富なため、骨の発育に役立ちます。

 

骨の発育というと子供の話と考えられがちですが、中年以降、徐々に骨がもろくなっていく大人の体にも、カルシウムは欠かせない栄養素です。

特に閉経後の女性の場合、カルシウムを骨にとどめるホルモンが分泌されなくなるため、カルシウムが不足しやすく、骨折や腰痛などにもつながりやすいので、大切な栄養素として十分な摂取を心がける必要があります。

 

コンブには、コレステロールや血圧を下げる作用もあります。

昆布のぬめりの中に含まれるラミナリン、フコイジン、アルギン酸などの物質がそのような効果をもたらすために役立っています。

 

コンブにはストレス解消に役立つ効果もあります。

昆布に含まれるカルシウムには精神を落ち着かせる作用もあるからです。

 

また、コンブはアルカリ性の食品です。

人間の体も本来、弱アルカリ性ですので、酸性に偏りがちな体のバランスをアルカリ性に戻し、体の機能を正常に保つには、昆布のようなアルカリ性食品が役立つのです。

 

さらに、食物繊維が含まれる昆布は、腸のぜん動運動を促進し、腸の活発な働きを助け、便秘にも効果的です。

もちろんこれらの昆布の効能、効果は昆布だけを大量に摂取すればよいわけではなく、様々な食物と一緒にバランスよく食べることが重要です。

コンブにはいろいろな種類があり、それぞれに特徴があります。

 

真昆布といわれる昆布は、褐色で肉厚の形状をしている昆布の最高級品です。

上品な甘味とコクがあって、高級だしとして使われます。

 

利尻昆布は、黒褐色で真昆布よりは固めで、味は薄い澄んだ塩味です。

真昆布に次ぐ高級品として高級だしに使われます。

 

日高昆布は、黒みがかった緑色で、おでんなどに使われる一般的な昆布です。

 

 

 

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